「ストリート・ヴァンダリズム・参与観察」研究会

急なお知らせで恐縮ですが、今週の土曜日、関西学院大学大学院GP「東アジアのストリートの現在」研究班が主催する、「ストリート・ヴァンダリズム・参与観察」研究会に、南後由和さんと一緒に登壇します。『ヤンキー文化論序説』を受けて、いくつかの仕事を頂いていますが、この研究会はそれより前にお引き受けしたものです。あくまで参与観察が主題なので、院生時代におこなったフィールドワークのことを中心に話します。

日時:2009年4月25日(土)13:00〜17:00

場所:大阪梅田キャンパスK.G.ハブスクエア大阪:1408号室


本研究会では、ストリートをめぐる若者たちの諸実践に注目するなかで、ストリート領有の可能性/不可能性を探究し、若者たちの生活世界へと接近していきます。

今回は、フィールドワークを方法にした気鋭の社会学者にご参集いただき、3部構成でご報告していただいたうえで、われわれがストリートの現在を社会学的にいかにとらえ、語れるのか、語れないのかを、具体的な調査の方法、視点などを含めて徹底討論します。

ぜひ、ご参加ください。


1.【描く。】

     ○ 飯田 豊先生(福山大学人間文化学部メディア情報文化学科専任講師)
     ○ 南後由和先生(東京大学大学院情報学環助教

   お二方には、グラフィティ、いわゆる「タギング」の実践について、
   紹介していただきます。


2.【走る。】

     ○ 打越正行先生(社会理論・動態研究所)

   打越さんには、沖縄の暴走族について、また自身の参与観察の経験に
   ついて紹介していただきます。


3.【踊る。】

     ○ 新谷周平先生(千葉大学教育学部准教授)

   新谷先生には、ストリートダンスをとおして、つながる若者について
   紹介していただき、若者が生きる場を創造するための、実践的な方向
   性をしめしていただきます。


コメンテーター:

     ○ 鵜飼正樹先生(京都文教大学人間学部文化人類学科准教授)

   都市の身体性や、参与観察法に関して、鵜飼先生にコメントをいただき、
   フロア全体で議論をおこないたいと思います。