第28回MELL platz公開研究会「ポスト311の地域メディアを考える」(7/9)のお知らせ

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第28回 メル・プラッツ公開研究会のお知らせ

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□テーマ :「ポスト311の地域メディアを考える 〜ラジオと共感のコミュニティづくり〜」

□日時  :2011年7月9日(土)14時〜17時30分

□会場  :広島経済大学立町キャンパス

□登壇者 :

      坂田邦子(東北大学

      金尾雅彦(RCC中国放送

      平尾順平(ひろしまジン大学)

□コメンテーター:

      匹田篤(広島大学

      本橋春紀(日本民間放送連盟

□司会  :

      土屋祐子(広島経済大学

□共催  :ひろしまメディア文化研究会(M-chic)

□参加費 :500円(資料代、コーヒー・お茶菓子代)

□事前登録:不要


 本研究会では、震災時のメディアの機能を振り返りつつ、ラジオを介したコミュニティづくりの試みを手がかりに、これからの地域メディアのあり方、またその社会的デザインについて議論したいと思います。

 災害時、電気も通じなくなる状況で、安否確認や物資の配給など、人々が必要な情報を得るのに役立つメディアとして、ラジオが再評価されています。情報収集に留まらず、人が真摯に語りかける声に安堵を覚え、流される音楽に力づけれたという聴取者も少なくありません。受信だけでなく発信も簡便で表現の幅のあるラジオは、作り手の尽力、創意工夫により、迅速で臨機応変な放送が可能です。

 ラジオは、「受け手」「送り手」の距離の近い、身近な地域コミュニケーションの道具として、役割が再認識されています。20世紀型マスメディア産業としては聴取率の低下、広告費の減少の中で厳しい局面を迎えている一方で、人と人の思いを結びつけ地域コミュニティを再構築するメディアとして、ラジオは再生しつつあると言えるのかもしれません。

 研究会ではこの度の東日本大震災での経験をふまえ、市民にとって必要な情報は何かを再考し、ラジオを軸に、それを地域で共有していくしくみ、マスメディアの役割について、考えていきます。

 ご登壇いただく東北大学の坂田さんからは震災時に多様なメディアがどう機能したのかをお話し頂きます。どのようなメディアが人々に必要な情報を提供することができたのか、人々はどうメディアを活用したのか、また、問題はあったのか、率直な思い、考えを伺います。その上で、Ustreamを連動させた実験的ラジオ・市民討論番組「勝手にトークひろしま」に取り組む中国放送の金尾さん、その司会を引き受け、広島の市民による市民講座を展開するひろしまジン大学の平尾さんに、それぞれの取り組みについてご報告を戴きます。コメンテーター、会場の方々と議論を深めていければと思います。

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