広島県立尾道北高等学校で出張講義

yut-iida2009-02-15


高校時代に2年間クラス担任だった先生が今、尾道北高校に勤めていらっしゃる縁で、2月12日(木)に出張講義をさせていただいた。およそ50名。

メディア論に関する話は自己紹介程度で、文系と理系の学問の関係、大学と社会の関係といった、かなり概括的な話。その場でコメントシートを書いてもらったのだけれど、文章の構成力の高さに目を見張った。学校の課題で読んでたのだろうけど、複数の生徒が「村上陽一郎も言うように・・・」なんて書いててびっくり(講義のなかでは、アルヴィン・ワインバーグ=小林傳司の「トランス・サイエンス」という用語を使った)。専門的な話が触り程度だったことに批判的なコメント(!)もあって、大したものだと思う。昨年末は早稲田の重村智計教授がいらっしゃったというし、大学の模擬授業にすっかり慣れているようなので、遠慮してはいけなかったらしい。

写真は校長先生にいただいた、尾道の海の幸。酒は飲みませんが、酒の肴は大好物です。

トランス・サイエンスの時代―科学技術と社会をつなぐ (NTT出版ライブラリーレゾナント)

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