広島でワークショップ(子どもとメディアパフォーマンス体験事業2008)

yut-iida2008-12-13


久しぶりの更新。一昨日が卒論の〆切で、どうにか全員が提出することができ、ほっと一息つきたいところだが・・・10月からまったく息継ぎをする暇がなく、少なくとも年末までは〆切と行事続きで落ち着きそうにない。1ヶ月以上も待っていただいている原稿もあり、多大なご迷惑をお掛けしております・・・。

ちなみに昨日からは松山出張。南海放送でおこなっている日本民間放送連盟メディアリテラシー実践プロジェクトがいよいよ佳境で、今日のワークショップに備えて前日から松山入りし、年度末までの段取りを含めて綿密な打ち合わせ。ワークショップは昼食を挟んで実に7時間以上。1月11日(日)に生放送する特別番組の番宣をつくるため、午後はスタジオにこもって制作に没頭。4時ごろには終わる予定だったが、6時過ぎまで頑張ってくれて、すぐさまオンエアできる作品がいくつも完成した。こうして今日の活動は成功裏に終わり、終電で帰宅中。今日のことは別途、詳しくまとめる予定。

これとはまったく別で、少し前の話だけれども、11月22日(土)から2泊3日で広島へ行った。NPO法人子どもコミュニティネットひろしまが主催する2日間のワークショップで、NPO法人子ども文化コミュニティの高宮由美子さん、広島経済大学の土屋祐子さんとともに講師を務めた。対象は小学校3年生から中学校2年生まで合計14名に加えて、NPOに参加されている保護者の方々。高宮さんに誘われて参加したので、開催までの経緯はほとんど知らないのだが、独立行政法人国立青少年教育振興機構助成事業「メディアリテラシーをまなぶ『子どもとメディアパフォーマンス体験事業2008』」という助成事業の一環らしい。

僕が普段おこなっているワークショップは、高校生や大学生、あるいは大人を対象とすることがほとんどで、今日の南海放送の活動を含めて、実験的ないしは創発的ものが多いのに対して、小学生やその保護者の方々を対象とするような社会教育的なワークショップは、そうした営みの重要性を語ることは多いくせに、みずから実践した経験は極めて少ない。今回は土屋さんも僕も、高宮さんの胸を借りる心持ちで参加。

土曜に打ち合わせをおこない、日曜はクレイアニメ制作、月曜はケータイで撮影した写真を使ったストーリーテリング。三連休でホテルがどこも満室だったそうで、ウィークリーマンションを用意していただいた。想像していた以上に広くて快適だった。ありがとうございます。

クレイアニメの制作は高宮さんがノウハウをお持ちなので、僕も見よう見まねでやり方を覚え、粘土に触りたい気持ちを抑えながら、コマ撮りの指導に専念。ケータイを使ったストーリーテリングは、撮影からコンテづくりまでを一日でおこなったのには少し無理があったが、街歩きは楽しかった様子。冷たい雨が降っている只中だったので、付き添った大人は震えていたけれど、小学生たちはまったく寒さを感じないらしい。ストーリーテリングの要領を理解したところで終わってしまったので、もう少し時間をかけることができるといいのだが。

このワークショップについては後日、別のところで改めてレポートを書く予定だけど、以上は取りあえずの覚書。