卒業制作の講評会@所沢ミューズ

所沢市民文化センター(ミューズ)にて、埼玉県立芸術総合高等学校映像芸術科の卒業制作の講評会。ミューズは航空公園駅から徒歩10分。初めて行ったけれど、道幅の広い真っすぐな道路があって、まるで国立みたいに閑静なところだなあ。昨年までは川口のスキップシティで開催していたのだが、学校からの距離を考えるとミューズのほうが利便性が高く、今年は在校生の参加が格段に多い。19日、20日の二日間の開催だったが、原稿の進捗が遅れていたことが主な理由で、初日の参加は断念。ごめんなさい。

初日は写真、CGだったのに対して、二日目はビデオ表現のプレゼンテーション。今年は物語性を排したイメージ映像が多いのと、音響にこだわった作品が目立つ(mogwaiの"Come on Die Young"と川内倫子に対するオマージュという、なかなかすごい組み合わせも)。プレゼンテーションに関しては、今年はかなりしっかりした指導が事前にあったらしく、みんな一定の水準に達していたのだが、それゆえに多様性を欠き、パフォーマティヴでなかったのが少し残念。自分が好きなこと、表現したいことが率直に伝わった一方で、好きなものに対する愛情や、表現に対する欲望が一体どこから来ているのかということについて、もっと踏み込んで聞いてみたかった。これからでもいいので、一息ついたら振り返ってみてほしい。