第14回MELL platz公開研究会「協働的メディア・リテラシーの可能性と課題:民放連メディアリテラシープロジェクト・セミナー2009」のお知らせ

2週間後に迫りました。今月のMELL platz公開研究会は、日本民間放送連盟との共催です。

セミナー自体の主催者であるのみならず、主題である民放連プロジェクトの当事者でもあるので、今回は万難を排して参加します。現在、和歌山放送のプロジェクトに関わっており、この日のワークショップで実のある議論ができるよう、早急に企画の詳細を詰めなければ・・・。

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    第14回メル・プラッツ公開研究会

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□日時  :2009年7月31日(金)14時〜17時半過ぎ

     (その後、暑気払い軽食パーティあり)

□会場  :関西大学心斎橋オフィス

         〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1丁目5-17

         TEL 06-4704-3851

         http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/access.html#shinsaibashi

         ※地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅下車、南西へ徒歩3分

□参加費 :無料

□事前登録:不要 


□テーマ:「協働的メディア・リテラシーの可能性と課題:
        民放連メディアリテラシープロジェクト・セミナー2009」


番組づくりをとおして、メディア・リテラシーを学ぼうという試みが、日本各地の地域や学校に広がっています。メル・プラッツの前身であるメル・プロジェクトは、こうした試みのパイオニアとして2001年から、日本民間放送連盟(民放連)とともに、民放連メディアリテラシー・プロジェクト(民放連プロジェクト)を推進してきました。

このプロジェクトは、プロの放送局員と地域の視聴者(おもに小中高校生ら子どもたち)が出会い、共同で番組づくりを進めるプロセスを通じて、番組とはなにか、放送とはなにか、地域とはどんな場所かといったことがらを深く学んでいくための活動で、これまでにのべ18局=18地域でおこなわれました。

06年度以降は、メルプロジェクトで放送に関心があったメンバーが集まった「マス&コミュニケーション・プロジェクト」がその活動を引き継いでいます。09年度はすでに和歌山放送(和歌山)、九州朝日放送(福岡)、鹿児島テレビ(鹿児島)で実践がスタート!

このたび関西大学のご厚意を得て、メルプラッツ公開研究会&民放連プロジェクト・セミナーを大阪・心斎橋で開催する運びとなりました。

9年にわたる活動のなかで蓄積してきた実践知を再確認し、番組づくりをとおしたメディア・リテラシーの学びを今後、どう進めていくか。送り手と受け手がともにメディアリテラシーを学んでいく協働的メディア・リテラシーの可能性と課題はなにか。さらに急速に進むデジタル化と深刻化する経済危機のなか、メディア・リテラシーをもとにした市民参加型で循環型の新たな放送への転換は可能か。

こうしたことがらについて、過去の実践関係者(子どもたち、放送局、学校、大学関係者ら)と本年度の実施関係者が集い、民放連プロジェクトの意義や可能性、困難や課題についてざっくばらんに話し合います。

事前登録不要!ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。


■参考:「マス&コミュニケーション・プロジェクト」
      http://www.mediabiotope.com/projects/mass/

■共催:MELL platz(社)日本民間放送連盟マス&コミュニケーション・プロジェクト


■プログラム

全体司会:村田麻里子(関西大学

【14時〜】

○主催者あいさつ

○はじめに「なんのための協働的メディア・リテラシーか:
       民放連プロジェクトの全体像」:水越伸東京大学

【14時30分〜15時45分】

○「パネル・ディスカッション:民放連プロジェクトの過去・現在・未来」

 登壇者:

 ・山内千代子(青森放送

 ・服部寿人(チューリップテレビ

 ・砂川浩慶(立教大学

 司会:

  境真理子(桃山学院大学

これまでの民放連プロジェクトの成果を踏まえつつ、現在、そしてこれから、放送局と市民を結ぶどのような回路作りが展開されていくのか。急速なデジタル化と深刻な経営危機のもと、地域で展開される協働的メディア・リテラシーの可能性と課題は何か。これまでの実践関係者が率直に語り合います。

休憩(約10分)

【16時〜17時30分】

○「ディスカッション・ワークショップ:協働と継続のために」

 進行役:

  村田麻里子(関西大学

 出展者:

  今年度実践をおこなう3局とこれまでの実践局のうちいくつかの関係者

今年度の実践局(和歌山、九州朝日、鹿児島)と継続展開を試みている局のうちいくつかの局関係者がまるで縁日の香具師(!)のような役割を担います。会場のあちこちに陣取った香具師は実践プランを説明、参加者のみなさんはグループに分かれてそれぞれの香具師の話を聞き、ディスカッションします。メディア・リテラシーを協働的に展開し、継続していくための知恵やノウハウを深めあうワークショップです。

【17時30分〜】

○おわりに「構造的崩壊と市民的新生」:

 ソフィア・ウー(呉翠珍:台湾政治大學)&水越伸東京大学

【18時〜19時30分】

*暑気払い軽食パーティ

長い会合のあとの暑気払い。ビールとサンドイッチ程度の軽食をご用意しますので、じっくり議論を深め、ネットワークを拡げてください。


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メル・プラッツは、以下の運営メンバーによって運営されます。

田豊/伊藤昌亮/宇治橋祐之/小川明子/加島卓/北村順生/見城武秀/駒谷真美/境真理子/坂田邦子/砂川浩慶/高宮由美子/崔銀姫/土屋祐子/鳥海希世子/中川一史/長谷川一/林田真心子/古川柳子/ペク・ソンス/松井貴子水越伸/水島久光/宮田雅子/村田麻里子/本橋春紀/山内千代子/劉雪雁(28名、アイウエオ順)