第46回ICTE情報教育セミナー in 福山 ―新学習指導要領の告示を受けて
ICTE(情報コミュニケーション教育研究会)のセミナーが福山で開かれることになり、パネリストとして登壇することになりました。
お申し込みはこちら<http://www.icte.net/seminar/detail/115.php>から。お近くにお住まいの方、どうぞよろしくお願いします。
高等学校の新しい学習指導要領が告示されました。今回のICTE情報教育セミナーではこの内容を取り上げ,今後の情報科の授業の見通しを考えてみたいと思います。
前半のプログラムでは,3名の講師からのさまざまな情報提供を予定しております。本セミナーにご参加いただくことで,平成25年度までの準備期間に,どのようなことを検討しなければならないかが見えてくるものと思います。
後半のプログラムでは,さまざまな意味で現場を悩ます「ケータイ」の問題を取り上げたいと思います。新学習指導要領において「情報モラル」はますます重視されています。これまであまり積極的に情報科の授業の中では取り上げられてこなかった「ケータイ」を中心に議論することで,この先の「情報モラル」教育のキーコンセプトが見えてくるのではないかと期待しています。
プログラムの全体を通して,今後の情報教育の課題や展望をご参加の先生方と共有できればと考えております。中国・四国地域の多くの先生方にお集まりいただけることを楽しみにしております。
日時 : 平成21(2009)年7月25日(土)13:00〜17:00
会場 : 福山大学社会連携研究推進センター
JR福山駅北口より徒歩1分
主催 : 情報コミュニケーション教育研究会
資料代 : 1,500円
対象 : 情報教育関係の小・中・高等学校・大学の教職員,大学・大学院の学生
定員 : 50名(定員になり次第,受付を終了させていただきます)
プログラム
12:30-
受付開始
13:00-13:15
開会挨拶
三宅正太郎(福山大学教授)
田邊則彦(関西大学特別任用教諭/ICTE事務局長)
13:15-14:45
何を変えるために,学習指導要領は変わったのか
―新学習指導要領から眺めるこれから10年の情報教育―
登壇者
江守恒明(関西大学特別任用教諭)
奥村 稔(北海道札幌北高等学校教諭)
小原 格(東京都立町田高等学校教諭)
新学習指導要領では,情報ABCの3科目から「社会と情報」「情報の科学」の2科目構成に変わりました。これまでの情報Aの内容はどうなるのか,新しい科目ではどのような授業展開が求められるのかを中心に,新学習指導要領について造詣の深い3人の講師から情報提供を行います。本セッションは早稲田,名古屋でのセミナーでも非常に好評でした。ご参加いただくことで,新学習指導要領が実施される平成25年度までに準備しておくことが,具体的に見えてくることと思います。
14:45-15:00
休憩
15:00-17:00
パネルディスカッション
教科「情報」の授業でケータイをどう取り扱うか
―情報モラル教育の過去,現在,未来からキーコンセプトを見つけ出す―
パネリスト
三宅正太郎(福山大学教授)
飯田 豊(福山大学講師)
内垣戸貴之(福山大学講師)
多くの可能性を秘めたコミュニケーション・ツールとしての携帯電話(ケータイ)によって,若者を中心とした利用者はさまざまな新しい文化や価値観を創出しています。一方でケータイはさまざまな課題も抱えており,学校への持ち込み禁止の動きなども出てきています。また,新学習指導要領においては,「情報モラル」が大きく取り上げられています。高校生の所持率がほぼ100%に近いケータイを話題の中心に据え,情報科の授業でケータイをどう取り扱うかをさまざまな資料も交えて,講師とフロアとが一体となった議論を試みたいと思います。
17:00-
閉会挨拶
水越敏行(大阪大学名誉教授/ICTE会長)