GWの前後(1)

yut-iida2008-05-12


4月下旬から5月上旬にかけていろんなことがあったんだけど、ブログに書き留めることをすっかり怠ってしまった。

  • まず、「メルエキスポ2008」については、かなりたいへんな運営だったけれども、とてもたくさんのお客さんがご来場下さり、大盛況のうちに終了することができた。全体のレビューについては、運営メンバーが分担執筆し、近日ウェブサイトに公開される予定。
  • 公募形式のイベント運営といえば、これまでOngoing ProjectとかCultural Typhoonとか、あれこれ数多くこなしてきたけれど、院生のころに比べると格段にヴァイタリティが落ちているので、物理的な距離のせいだけではなく、思うように身体が動かないのがつらかった。
  • 「メルエキスポ2008」が終わった翌日、重い身体を引きずって、朝から本郷で雑務を片付けたあと、原稿の打ち合わせをしたり、就職活動で上京中のゼミ生と会ったり。その翌日はすっかり疲れ果てて、御徒町のホテルをチェックアウト後、コインロッカーに荷物を預けて、新宿御苑でごろ寝(この日は入園無料)。贅沢なひととき。
  • 5月2日(金)の夜、鞆の浦を活性化する活動を展開されている方々と、福山駅の近くでお会いした。首都圏在住の方と広島県内で働いている方が3名ずつで、いずれも僕と同世代。鞆の浦は今、架橋計画の賛否で大きく揺れており、『10+1』に以前、「歴史的港湾都市・鞆の浦 再生の「まちづくり」の生成」という論文が載ったりして、下北沢の再開発問題と併せて言及されることも多い。世界遺産に申請できる水準の遺構が現存しているということで、最近は『NEWS23』などで、景観を破壊する架橋計画が否定的に取り上げられている。この日にお会いした方々は、架橋計画に対しては中立的であり、あくまでも住民の視点に立って、地域に根ざした学びや遊びの営みを深めていこうという姿勢。連携の可能性を打診できそうな人をネットで探していて、たまたま僕のホームページにたどり着いたとのこと(しかし、あれこれ話をしていると、東京に共通の友人がいることが分かって驚いた)。いま構想されているプロジェクトの話をうかがったところ、たしかに連携して面白いことができそうなので、これから夏にかけて具体化していきたい。今は曖昧なことしか書けないが、いずれ公表できるだろう。
  • この方々に会ったからというわけではなく、ずいぶん前から予定していたことなのだが、5月4日(日)の朝、数年ぶりに鞆の浦を訪ねた。あまり時間がなくて、街なかを足早に一周しただけなのだけど、架橋計画反対の署名運動が見かけられた以外は、古民家の屋根並みも、保命酒の酒蔵も、いつも立ち寄る駄菓子屋も、何一つ変わっていないように見えた。しかしこの地域に内在すれば、そんなことはないのだろう。