春休みの終わりの東京出張

yut-iida2008-03-31


メルプラッツの公開研究会などのため、今日まで東京に4日間滞在。アントニオ・ネグリを追っかけるとすれば、かなり忙しい週末になるはずだったけど、思わぬ事態になってしまった

金曜日は公開研究会に先立って、日本橋で友人とお寿司。疲れを溜め込んだまま上京したので、こうして美味しいものを食べると、ほっとする。しかし、リフレッシュしたのも束の間、研究会は途中ですっかり電池切れ。運営に関して手際が悪く、周囲に迷惑をかけてしまった。今月の研究会は、落成したばかりの福武ホールでの初めての開催であること、いつもとは違う曜日だったことに加えて、水越先生が現在進行中のプロジェクトの報告だったこともあり、懐かしい顔ぶれから新しい顔ぶれまで、実に盛況。1年以上ご無沙汰していた方と多数お会いすることができたのが、うれしい。

土曜は朝からメルプラッツの運営会議。11月以降、地方在住のメンバーの都合を考慮して、研究会の翌日に会議が設定されるのが恒例になっている。それにも関わらず、2時過ぎに途中退席。すみません。

その後、久しぶりに『DUNE』編集長の林文浩さんと、青山スパイラルでお会いした。林さんについては説明しにくいのだけれど、盟友の山本政志監督がブログに書かれている紹介が絶妙。最近は本城直季さんの写真集『small planet』などを手がけている。これまで『DUNE』にたびたび文章を書かせてもらったり、グラフィティのエスノグラフィに協力して下さったりと、大恩のある方。この日は僕に対して、たとえば一流の写真家と組んで文章を書いてみてはどうか、と勧められた。これまでとは違うフェーズで、またお仕事でご一緒できるとうれしい。とはいえここ数年、カルチャー系の文筆からすっかり遠ざかっているので、何ができるか腰を据えて考えたい。

スパイラルに向かう途中、学部時代に同じ研究室だった同期に、駅でばったり。もうすぐ結婚するとのことで、奥さんも一緒だった。うれしい偶然。ネグリが来れなかったことが転じて、いろんな人に会えたなあ。

ところで、僕は普段、御徒町のビジネスホテルに滞在しているのだけれど(本郷で終電を逃しても歩いて帰れるので)、今回は春休みで旅行者が多いのか、企業が押さえているのか、ここを含め本郷近辺のビジネスホテルがほとんど満室。シティホテルは高いし、かといってカプセルホテルはどうしてもイヤなので、仕方なく本所吾妻橋の旅館に宿泊。4畳半の和室にユニットバス付き。快適とはいえなかったけど、ご主人が親切な人だし、浅草寺仲見世をふらりと散歩できるし、何より今は隅田川沿いの桜を満喫できたし、決して悪くなかった。

今日は荻窪に行き、馴染みの古本屋めぐり。後先考えず買い漁り、荷物がえらいことに・・・。

現在は帰りの新幹線の車中。自宅に着くのは0時を過ぎるんだけど、明日は朝から、ラジオ(エフエムふくやま)の生放送にちょっぴり出なければ・・・。