UMAT1日目

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レム・コールハースが来ないんだったら(※15時30分からの基調講演が中止になった)、何も1限を休講にしなくてもよかったんじゃないか、と、釈然としないまま始発で上京。本郷に行く前に、13時から神保町で本の打ち合わせ。

御徒町のホテルにチェックインしたあと、上野で友だちと合流し、本郷まで歩く。最近まったく歩かなくなったので、ちょっと息切れ。

フリードリヒ・キットラー氏の「メディアのオントロジー」は、活字になったものを読まなければ、じゅうぶんに咀嚼できるものではない。蓮實重彦氏の話は(これまで入学式と卒業式の式辞しか生で聴いたことがなかったわけだが・・・)、「あらゆる映画はサイレントの一形式に過ぎない」「映画における視覚的なるものの決定的な優位」「カメラと録音機の相互排斥」といった持説が、キットラーの議論を強く意識しながら語られていて、討論が交わされれば面白かっただろうに、その時間がなくて残念。

懇親会は穏便に終了し、やや拍子抜け。明日からの報告者をのぞくと、予想外に知り合いの参加が少なかったなあ。