著作物のお知らせ

遅ればせながらですが・・・いくつかの論考が今月、立て続けに刊行されましたので、ご笑覧いただければ幸いです。


コミュナルなケータイ―モバイル・メディア社会を編みかえる

コミュナルなケータイ―モバイル・メディア社会を編みかえる

MoDe Projectの中間成果をまとめた本。1年ほど前、『Mobile Society Review 未来心理』(NTTドコモ モバイル社会研究所)に寄稿した論文を下敷きにして、「ケータイの自明性を再考する ー「無線電話」の系譜から」という文章を書きました。

本書の構成は、http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0228710/top.html


2004年から続けてきたグラフィティのフィールドワークの成果を、「マスターピース ー落書き/グラフィティの境界をめぐって」という論考にまとめました。グラフィティに関してはこれまで、南後由和くんと『SITE ZERO/ZERO SITE』や『日本都市社会学会年報』などに共著論文を発表してきましたが、今回はそれぞれの立場から別個の論考を執筆しています。

本書の構成は、http://www.serica.co.jp/277.htm

増田聡さんのコメント(ありがとうございます)は、http://d.hatena.ne.jp/smasuda/20070408


放送メディア研究 4(2006) 特集:デジタル社会と「テレビ」の位置

放送メディア研究 4(2006) 特集:デジタル社会と「テレビ」の位置

「デジタル社会と「テレビ」の位置」という特集にさいして、「「テレビジョン」の系譜学 ー「放送(局)史」を相対化する技術社会史からのアプローチ」という論文を書かせてもらいました。本書は、<社会的側面><技術的側面><内容的側面>という三部構成になっていて、僕の論文は<技術的側面>に位置付けられています。NHK技術局技術主幹の河合直樹さんが”現在”、僕が”過去”、橋本大也さんが”未来”を分析しているという趣向です。

本書の構成は、http://www.nhk.or.jp/bunken/book/book_data/bookdata_07032503.html

編集アドバイザーの水島久光さんによる紹介は、http://sammyhm.blog53.fc2.com/blog-entry-7.html