『テレビジョン技術史』

ところで、4年前に放送博物館の図書室で見つけたのが、1971年に刊行されたテレビジョン学会編『テレビジョン技術史』。この本との出会いによって、修士論文の切り口に悩んでいた当時の僕は、放送史からは見えてこない史実をたくさん知ることができて、なおかつ、それまで曖昧だった問題意識がずいぶん明確になったものだった。

この本は非売品なのだが、つい最近、山形県古書店「かんがるー文庫」のサイトで、1600円という破格で販売されているのを見つけたため、迷わず購入。この書店、テレビ技術に関する古書が充実しているので、今後もお世話になりそう。