リビング・サイエンス

情報学環佐倉統先生市民科学研究室の上田昌文先生が主宰する「リビング・サイエンス・ラボ」のセミナーにて、水越伸・飯田豊の両名で「メディア史と日常生活」というタイトルで講演。「日用品の歴史」というシリーズの第1回目らしい。僕はケータイのことを中心に、いま書いている論文の構成にしたがって話をしたのだが、まだうまく書けていないところは、やっぱり話もうまくできない。無念。いずれ文字起こしをして語り下ろしの本をつくるかもしれない、ということを今日初めて聞かされたが、そんなことならなおさら、もう少し手堅いネタにすれば良かった。所感としては、メディア論(史)と科学技術論(史)は問題関心や方法論において重なり合う部分が多いものの、今のところ接点がほとんどないのが実情なので、こういう領域横断的な場をつくることはとても重要だと思う。あと、終了後に佐倉先生と歩きながら話していたことだが、サイエンス・コミュニケーションの歴史社会学は肝要だなあと。Brian C. Vickery『歴史のなかの科学コミュニケーション』ではダメ。

夕方、下北沢の北沢タウンホールに移動し、Cultural Typhoonの実行委員会。あまり事務局としての仕事をこなせていないので心苦しい。あと一ヶ月しかないが、パネル・セッションの準備もまだこれからだし・・・。3時間の会合の終了後、15人ほどで居酒屋へ移動。隣のテーブルで上島竜兵の一団が盛り上がっているのが気になりつつ、終電近くまで歓談。