第11回MELL platz公開研究会

どうぞよろしくお願いします。僕はこの日、南海放送メディアリテラシー実践プロジェクトの合評会があるため、残念ながら欠席です。

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    第11回メル・プラッツ公開研究会

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□日時 :2009年1月24日(土)14時〜18時

□会場 :東京大学本郷キャンパス工学部新二号館9階93b

         ※地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩8分

         ※地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分

□参加費:500円 

□テーマ:「メディア・クライシスとメディアリテラシー
       ― マクロとミクロとワークショップ」


2008年、マスメディア業界の変調がはっきり目に見えるようになりました。「民放キイ局のうち2局が年度上半期の決算で赤字」「秋田魁新報南日本新聞が夕刊を廃止」「NHKでは、受信料の10%を視聴者に還元することが2009年度からの経営計画に」――こうしたトピックスは10年前には考えられなかったことです。この動きは日本だけではありません。米国でも、定評のある有力紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」が紙での発行を中止、「ロサンゼルスタイムス」などを発行するトリビューン社が破綻しました。まさに、メディア・クライシスと言ってよい状況が訪れています。

メル・プラッツの第1回公開研究会で、水越伸さんは、メディアリテラシーについて「オルタナティブな映像や自律的・多声的な読みなど、規範的志向の対極に位置するような営みを胚胎しうるものとしてこの概念自体を鍛えなおしていくこと」を提唱していますが、マスメディアが危機を迎えた今、そのことがより一層求められているように思います。

今回の研究会では、まず、マス・メディアが置かれているマクロな状況について、砂川浩慶さん(立教大学)が問題を提起し、水島久光さん(東海大学)が、地域で取り組まれているミクロな実践を「メディア状況の組み換え」の観点から報告します。

後半では、2人の報告を踏まえて、参加者を交えたミニ・ワークショップを展開したいと考えています。メディア・クライシスを乗り越えて、新しいメディア実践の地平を見出したいとお考えの、みなさんの積極的なご参加をお待ちしております。


<タイム・テーブル>(予定)

14:00−14:05 ご挨拶   

         メル・プラッツ事務局

14:05−14:35 プレゼンテーション(1)「マクロの視点から」

         砂川浩慶(立教大学、メル・プラッツ運営メンバー)

14:35−15:05 プレゼンテーション(2)「ミクロの視点から」

         水島久光(東海大学、メル・プラッツ運営メンバー)

15:05−15:20 休憩

15:20−17:30 ミニ・ワークショップ「メディア・クライシスを超えて」

17:30−18:00 ワークショップの振り返り

         司会:本橋春紀
            (放送倫理・番組向上機構、メル・プラッツ運営メンバー)


※事前に申し込みは必要ありません。

※詳しくは、メル・プラッツWebサイト(http://www.mellplatz.com/)の情報をご覧ください。


メル・プラッツ 2008年度オーガナイザー(事務局) 北村順生(新潟大学


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メル・プラッツは、以下の運営メンバーによって運営されます。

田豊/伊藤昌亮/宇治橋祐之/小川明子/加島卓/北村順生/見城武秀/駒谷真美/境真理子/坂田邦子/砂川浩慶/高宮由美子/崔銀姫/土屋祐子/鳥海希世子/長谷川一/林田真心子/古川柳子/ペク・ソンス/松井貴子水越伸/水島久光/宮田雅子/村田麻里子/本橋春紀/山内千代子/劉雪雁(27名、アイウエオ順) 


テレビジョン・クライシス―視聴率・デジタル化・公共圏

テレビジョン・クライシス―視聴率・デジタル化・公共圏

週刊 ダイヤモンド 2008年 12/6号 [雑誌]

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