怒濤の一週間

yut-iida2008-07-14

  • 8日(火)には、早くも卒業アルバムの写真撮影。この時期にスーツで登校するのは、僕は慣れてるけれども、学生には気の毒。
  • 9日(水)の午後、脚本家の栗山宗大さん(Fireworks)が研究室を訪問。軽く打ち合わせをしたあと、ゼミ生に集まってもらって懇談をしたり、演習やサークル活動などで製作した映像作品にコメントをもらったりして、学生にとっていい経験になったと思う。僕自身、教授会などで中抜けしてしまい、慌ただしくて申し訳なかった。夜、一緒に市街地に戻って会食。
  • 10日(木)の夜、栗山さんをはじめ、7名ほどの酒席。研究関係でも学校関係でもない飲み会というのは、そういえば滅多にないなあ。純粋に楽しかった。
  • 11日(金)は、全学対象の「教養講座」として開催された、古矢旬先生(東京大学大学院総合文化研究科)の講演を聴く。教養講座は、年に5、6回開催されていて、これを履修登録している学生は、欠かさず出席してレポートを提出すると単位を取得できる(僕は着任時から教養講座運営部会の委員をやっている)。古矢先生のお話は、「タイムリーな話題を」という部会からのリクエストもあって、今年のアメリカ大統領選をめぐる歴史的文脈について。アメリカが20世紀以降に関わった数々の戦争と、これまでの大統領選との関係について、軍事費や政党支持率などの数値データを示しながら、分かりやすく、説得的に論じる語り口は見事だった。
  • 12日(土)の夜は、鞆の浦の沼名前神社のお手火神事を、初めて観に行った。あまり知られていないのだけど、鞍馬(京都)、那智(和歌山)と並んで、日本三大火祭りのひとつとして主張する向きもある。神社の本殿で起こした「神前手火」を、参道に立てかけられた大きな松明に移し、それを男たちが担いで石段をのぼっていく。なるべく間近で観ようと思ったんだけど、近づいただけで放射熱でめまいがする。こんな火塊を背負って、よく火傷をしないなあ。周囲の男たちがバケツで水を掛けているので、うかつに近づいた僕も、水浸しで泥だらけになってしまった。栗山さんをはじめとして、わざわざ東京から担ぎに来ていた一団がいたのだけど、髪が燃えないようにタオルをかぶっていて、まったく判別できなかった。鞆の浦は過疎化が進んでいて、担ぎ手も高齢化しているらしく、かつてほどの盛り上がりはないとのこと。たしかに、地元住民は老若男女おおぜい参加していたけれど、町の外から足を運んでいたのは、アマチュア写真家のおじさんたちが圧倒的に多かったなあ。

   http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807130021.html

  • 13日(日)は、岡山放送OHK)に出張。日本民間放送連盟メディアリテラシー実践プロジェクト(通称、OHK High School TV Camp)に参加する高校生と、局のみなさんとの初顔合わせ。アイスブレイクのために実施したワークショップを含めて、当日の進行はまったく申し分なく、成功裏に終わった。今後の実践の展開については懸案事項もあるのだけれど、まずは順調な滑り出しと言える。このことについては現在、詳しいレポートを執筆中。


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