ユビキタス・メディア:アジアからのパラダイム創成

yut-iida2007-07-03


7月14日(金)から17日(月)まで、東京大学大学院情報学環東京大学大学院総合文化研究科、イギリスのノッティンガム=トレント大学(Theory, Culture and Society誌)との共催で、堀場国際会議『ユビキタス・メディア:アジアからのパラダイム創成(Ubiquitous Media: Asian Transformations)』が開催されます。

   http://www.u-mat.org/

まだ影も形もなかったころ、企画運営に関わっていましたが、3月末に東京を離れてしまったため、その後の具体的な準備作業には携わることができていません。今年の3月、北欧出張やら引っ越し準備やらでパニック状態の中、ばたばたっと仕事を引き継いでしまったため、他の運営委員の方々には多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。

その後、セッションを組んで研究発表をしようというお誘いも(Media HistoryとかMobile Mediaといったテーマで)いくつか頂いていたのですが、残念ながら具体化することができませんでした・・・。ざんねん。

したがって会期中は、一般聴講者として参加します。金曜の1限をこなして、夕方のフリードリヒ・キットラー×蓮實重彦の基調講演に間にあうよう、上京する予定。メディア研究の重鎮はもとより、多くの友人知人にお会いできるのが楽しみです。ご関心のある方は、どうぞご参加下さい。よろしくお願い致します。

各 位


 初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し 上げます。

 このたび、東京大学大学院情報学環、同総合文化研究科、ノッティンガムトレント大学セオリー・ カルチャー&ソサエティセンターは、3者共催で、7月13日(金)~16日(月)の期間、東京大学堀場国際会議「ユビキタス・メディア:アジアからのパラダイム創成」を開催します(堀場国際会議は、堀場雅夫氏及び株式会社堀場製作所のご寄付に基づき、東京大学の学内から公募・選考される国際会議です)。この会議はまた、Theory, Culture & Society誌が今年、25周年を迎えることを祝するものでもあり、会議の成果の一部が、日本語での出版の他、英語でも同誌やSage Publicationsから出版されることも計画されています。さらに会期中には、テーマに関連したメディア・アーティストによる作品展示も予定しております。

 同封ないし添付のプログラムにございますように、7月13日(金)、14日(土)、16日(月)に開催されますプレナリー・セッションでは、今日の世界を代表するメディア理論家たちが次々に登場し、基調講演をいたします。また、14日(土)、15日(日)、16日(月)に開催されていきます公募セッションでは、世界中から集まった約400人の報告者が、約100のパネルに分かれてメディアの理論と研究の最前線を報告していきます。

 まさしくこの会議は、メディア研究と理論の新時代を切り開く世界規模の、歴史的な国際会議となります。このような世界的な会議が、アジアで、しかも東京で開かれることは、現代の世界の学問全体の状況にとってみても非常に大きな意味を持つものです。

 情報、メディア、コミュニケーションに多少なりとも関心のある研究者、学生、市民のみなさまにおかれましては、この会議にご出席いただくことが、それぞれの今後の研究、教育、学習にとりましても必須のことであるのはいうまでもありません。

 このようなわけで、みなさまにこの会議へのご参加を申し込みいただきますとともに、この会議開催の情報を1人でも多くの方々に至急、お伝えいただきたく、心よりお願い申し上げます。

 詳しくは、 http://www.u-mat.org/ をご覧ください。

 ぜひ、この歴史的な機会のお立会いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。


敬具


吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授・学環長)
マイク・フェザーストン(ノッティンガムトレント大学教授、Theory, Culture & Society誌編集長)
石田英敬(東京大学大学院情報学環教授・副学環長、総合文化研究科兼任教授)
スコット・ラッシュ(ロンドン大学ゴールドスミス校教授)