ここ一週間

  • 9月23日(土)、本郷の旅館にて友人の結婚パーティ。新郎新婦ともに情報学環の同期。午後7時に始まり、翌朝まで宴たけなわ。旅館は貸し切りで、参加者には部屋が割り当てられていたので、適当な時間に部屋に引き上げて眠ることもできたのだが、最後の最後まで大広間に残って歓談。参加者のうち、両家のご親族をのぞくと、およそ半数が知り合いだった。ふたりは学環に揃って入学したときに既に付き合っていたわけだが、そこから数えても既に5年を超えているわけで、あまり自覚は無かったのだが、相対的には古株の友人ということになるらしい。新郎新婦の両方を長年知っているということは今まで前例がなかったので、うれしさもひとしお。
  • その後の一週間は、夏休みの宿題がまったく片付いていないため、ほとんど自宅に缶詰。大きな仕事としては、9月末を目安に(原稿用紙換算で)80枚、50枚、40枚の三本を仕上げなければならなかったのだが、いまだにひとつも脱稿していない。細々とした仕事も溜まってるしなあ。かなり先行きが暗い。
  • 家に残してきた仕事が気になりつつ、今日は東京大学公開講座「ロボット新世紀」(於:安田講堂)を聴講。ただし、四つの講義のうち前半の、佐藤知正教授の「ロボットの歴史」と沼野充義教授の「ロボットとSF」のみ。この公開講座、受付時に配布される講義要項が充実しているのが嬉しい。佐藤教授は僕が所属している協調知能システム研究室の先生。講義で扱われた60年代以降のロボットのあゆみは、先生の自分史と重なるものだった(電総研時代は産業用ロボットで、東大に移ってからは環境型ロボット)。2000年代の環境型ロボットの動向については、大局的に歴史化するというよりも、うちの研究室の紹介になっていたなあ。沼野教授のほうのテーマに関して、僕はチャペックとアシモフくらいしか知らないので、東欧系のロボットSFの話を楽しみにしていたのだが、冒頭からチャペックの話がずいぶん長くなってしまって、スタニスワフ・レムのことは割愛されてしまったのが少し残念。
  • Powerbookソニーリチウム電池がようやく届いた。「バッテリー交換プログラム」に申し込んでから一ヶ月弱。予告されていたよりは早い。古い電池と引き換えに、新しい電池とともに一枚の紙を渡されたので、宅配業者が立ち去った後に読んでみると、「バッテリーを完全に放電させてからご返却ください」と書かれている。現物と引き換えにこの注意書きを渡されても、ちょっと遅いんじゃないかという気がする。