『Wink』編集部

yut-iida2007-11-28


先週末の三連休は実家で過ごした。金曜と土曜は家から一歩も出ないで仕事。日曜は午前中、最寄りの喫茶店(1km)まで散歩した程度。午後、5年くらいご無沙汰していた幼なじみに再会。

月曜は『Wink』の編集部に学生を連れて訪問。『Wink』は福山を代表するタウン誌。福山・備後版のほか、広島版、山陰版がある。

   http://wink-jaken.com/fukuyama/index.html

福山に本社があるアスコンという印刷会社(青山商事の子会社)の出版事業部がつくっている雑誌で、他には『広島音楽本』というムックが有名。アスコンさんとは連携を模索している縁もあって、編集部の見学を快諾して下さった。アスコン本社とは別に、6階建てのビルを丸ごと出版事業部が占有していて、施設見学のあと、ディスカッションの時間をたっぷりとっていただいた。

発売翌日の午前だったので、編集部は閑散としているのかと思いきや、デザイナーの方々を含めて、ほとんどの方が出勤していらっしゃることに、まず驚いた。これまで見た出版社のなかで、もっとも整頓されているし、広々としていてソファーとかあっておしゃれだし、なんかいいなあ。

公称の発行部数は、広島版が40000部なのに対して、福山・備後版は35000部。福山市の人口は広島市の半分以下なので、これは驚くべき数字(実売部数は同じくらいか、あるいは福山・備後版のほうが多いかもしれない)。福山市は中国地方で有数の人口を抱えていながら、県域のマスメディア事業体(新聞と放送)はどうしても、より人口の多い広島市周辺に偏重してしまうので、地域情報誌の存在感が広島市よりもかえって大きい(『経済リポート』という経済誌も売れている)。「地域メディア論」を教えるには格好のシチュエーション。

写真はお土産にいただいた最新号。特集は「どうする? 今年のクリスマス」。