シンポジウム「ヤンキー文化を考えることの可能性」
明日の開催です。ネットではあまり告知されていないようなのだけど、口コミ等でずいぶん話題になってるそうです。【企画趣旨】(↓)のハードルが高いなあ。
シンポジウム「ヤンキー文化を考えることの可能性」
主催:早稲田大学 総合研究機構 文化社会研究所
日時:2009年6月27日(土)14:00〜18:00
会場:早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)36号館682教室
(交通アクセス:http://www.waseda.jp/jp/campus/toyama.html)
【企画趣旨】
現代社会における文化状況をどう考えるか。これが私たちの課題である。1980年代以降、日本社会は「消費」を「文化」とするポストモダン社会を作り上げてきた。私たちの生活は商品のイメージと記号で覆いつくされ、実体としての文化は蒸発してしまったかのようだ。そのようなポストモダン的状況に応じて、いまや文化を語ることは、メディア、記号、イメージ、サブカルチャーを論じることと同義になった。しかしそのような文化をめぐる議論自体が、当のポストモダン文化の一部のように見えてしまうことはないか。私たちは社会に語らされているだけではないか。
だから私たちは、このシンポジウムで、「ヤンキー文化」を手がかりにしながら、文化を語る新しい作法を見つける歩みを始めたいと思う。日本を覆っているはずのヤンキー文化を無視して、オタク文化を語ってしまうという事態が、私たちの意識を覆う文化的抑圧だったと考えるからだ。むろん私たちは「ヤンキー」自体に未来を見出したいわけではない。しかし、ヤンキー文化を語ることの中に、いまの日本の文化を語り、新たな文化を作り出すことの可能性が眠っていると信じている。
報告者
「ヤンキー文化の弛緩:落書き/グラフィティをとおして」
「暴走族・社会人・ロックンローラー:
茨城県中央部におけるロックンロールとその変容」
コメント2.加藤裕治(文化社会研究所 客員研究員)
司会 長谷正人(早稲田大学)
※新型インフルエンザ等により早稲田大学において全学休講措置を実施することになった場合、本シンポジウムは延期といたしますので、あらかじめご承知おきください。休講措置の実施については、早稲田大学のホームページ(http://www.waseda.jp/)でご確認ください。